石材の品質は数値で選ぶ時代です
私たちは、石材の5つの品質を明確表示いたします
見た目には分かりにくかった石材の品質。お客様に安心してお選びいただくために吉運堂は、業界ではじめて石材の吸水率、圧縮強さ等を数値で明確に表示し、徹底した品質管理を行うことを宣言致します。
お客様にも墓石の品質がわかるように
国外産の石材も、品質表示でわかりやすく
墓石は高い買い物でありながら、石種データが公表されない。墓石ほど見た目ではわからないあいまいな商品はないと思ったんです。
「真壁石」(茨城県)や「草水(くそうず)石」(阿賀野市)などの国産品も扱っていますが、中国産を多く扱うようになってからは、特に必要性を感じましたね。「変色しにくい」「壊れにくい」「さびがでにくい」など、墓 石に求められる品質をデータ化することで営業に役立てようと考え、平成14年くらいから、県建設技術センター(新潟市)などに分析を委託しました。
【エピソード】検査機関も驚く、初の試み
検査機関を探すのに苦労しました。初めての試みでしたので、相談窓口がどこにあるのかを調べる作業になりました。
最終的には(財)新潟県建設技術センターに調査を委託したのですが、「石材の調査依頼ははじめて…」と驚かれていました。
分析は「吸水率」「強度」「鉄分含有量」「密粒度」「光沢度」の5データ
吉運堂は5つの品質を明確にします!
吸水率は石材を48時間水につけ、乾燥時の重量差を「吸水率」として表示しています。
強度は石材の耐えうる限界の重さを調査し「圧縮強さ」としています。例えば、1Mpa(メガパスカル)は、1c㎡で 約10kgの重さに耐えられるという数値になります。鉄さびも「鉄分」含有量ppmで数値表示しています。
当然、結果として国産品が必ずしもよい数値を維持しているとは限りません。国産品の場合、むしろ品質よりも希少価 値に価格が反映されていますので、中国産でも3データが適切で価格が手ごろな石種は販売に力を入れていきます。 もうすでに展示墓石にはデータ表示をしていますが、分析精度をあげるためにも調査は継続します。
吸水率 (%) |
石材は、雨や雪などの水分を吸収します。水分を吸収しにくい石ほど痛みにくく、よい石とされています。 吉運堂は石材を48時間以上水につけ、乾燥時との重量差を「吸水率」として表示しています。この数値が低いほど、水を給水しにくく、良質の石材といえます。 |
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強度 (Mpa) |
石材の硬さを図る方法として、石材の耐えうる限界の重さを調査し、「圧縮強さ」を表示しました。1Mpa(メガパスカル)は、1c㎡で約10kgの重さに耐えられるという数値です。 | |||
鉄分 (ppm) |
石材は、自然の鉱石から採取しており、鉄分も含まれています。 様々な成分が含まれており、鉄分も含まれています。この鉄分は、墓石が、長い間風雨にされられることによって、表面に「鉄さび」として現れる可能性があります。吉運堂は、石材の鉄分含有量率を表示しています。 |
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密粒度 (kg/才) |
墓石は長い年月、風雨にさらされます。 その長い年月をかけて石は風化してしまいます。この風化への耐性を表わす方法として、吉運堂は、石の質量を調査し、同一体積中の密度を表示しました。 この値が高いほど、密度が高く、風化に強いといえます。 |
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光沢度 (%) |
石は、石種・磨き方によって、完成時のツヤの美しさが変わり、丁寧に仕上げられた石ほど、美しく輝きます。 吉運堂は、60°の角度であてた光の反射率を計測(HORIBA IG-310による)し、光沢度を表示しています。この値が高い(※)ほど、美しいツヤのある石といえます。吉運堂では通常、専用の研磨機器で、白色系で8工程、黒色系で10工程かけて研磨を行います。 ※:白-92%以上、黒-100%以上のものは高い数値といえます。 |